年齢、世代を気にしない本物のオーガニック！

見極め方について解説！

1. オーガニックとは

オーガニックは、日本語に訳すと「有機」という意味です。スーパーでよく見かけるようになった「有機野菜」もオーガニックとなります。オーガニックとは、農薬や化学肥料を使わずに太陽や水・土・生物など自然の力を借りて生産された、農林水産物や加工方法のことを言います。もちろん遺伝子組み換えも行いません。オーガニックは、私たち人間をはじめ、地球上の生き物、自然や環境に優しいものとなっています。今では、オーガニックコスメやオーガニックカラーなど、食品以外の分野でもオーガニックが使われるようになり、幅広い年代・性別に注目される言葉となりました。

1-1. オーガニックと「無農薬」「無添加」との違い

オーガニックと似た言葉として、無農薬、無添加があります。無農薬とは、栽培中の農作物に農薬を使用しないことです。たとえば、以前同じ土で栽培していた農作物に農薬が使用されていて、土に農薬が残っている場合でも無農薬といえます。オーガニックは、栽培する土地で3年以上農薬を使用していないことが基準です。無添加とは、加工の段階で、あくまでも添加物といわれる物を使用していないだけで、添加物以外の人工的な成分は含まれます。オーガニックは、人工的な成分をほとんど含みません。

1-2. 本物のオーガニックを見極める

オーガニックという言葉があるだけで、良い商品のように聞こえますが、中にはそうでない商品も多くあります。食品でこそ、国が定めたオーガニックの基準が厳しく決められている一方、化粧品などは日本が国で定めた基準がありません。そのため、オーガニックの基準がメーカーによりバラバラで、曖昧な部分が多くなっています。つまり、合成成分の中に少しでも天然成分が配合されていれば、それはもう「オーガニック」と言えるのです。本物のオーガニック商品を見極めるためには、私たち消費者がしっかりと本物を見極めていく必要があります。海外では、オーガニックの認証機関がありますので、そこでの認証マークがついているか、ラベルに書いてある成分量などを見て判断すると良いでしょう。

2. オーガニックを取り入れる理由

身体や環境にいいとされるオーガニックですが、生活に取り入れた方がいい理由を詳しく見ていきましょう。

2-1. 人に優しい

食べ物であれば、化学肥料や農薬を使用せず、遺伝子組み換えも行わずに栽培されているため、安心して口に運べます。食べ物以外の化粧品などになると、合成された不自然なものが配合されていないので、天然成分の効果を発揮できるでしょう。肌本来がもつ強さや美しさを最大限に引き出し、肌トラブルの原因を改善していきます。良い成分も悪い成分も皮膚から吸収されてしまいます。そのため、食べ物をはじめ、肌に触れるものにも人に優しいオーガニックを取り入れることがおすすめです。

2-2. 環境に優しい

オーガニックという言葉には、環境を守るという意味も含まれます。栽培や加工方法に化学肥料や農薬、石油系の合成成分を使用しないことで、水や土・大気の汚染が抑えられ環境を守ることに繋がるでしょう。また、オーガニックは次世代への思いやりも大切にしています。自然は限りのある資源です。次の世代が暮らしやすい環境を整えていくために、オーガニックを取り入れるのもひとつの方法です。

3. 年齢や世代の壁を越えるオーガニック

身の回りで馴染みのある存在になってきたオーガニックは、今や年齢や世代の壁を越え、さまざまな人が興味関心を持つようになりました。年齢や世代ごとに取り入れやすい商品はあるのでしょうか。

3-1. 年齢・世代別で見るオーガニック

健康意識が高まってきた現在、スーパーにも多くのオーガニック野菜が並ぶようになりました。野菜以外の調味料や加工食品でも、オーガニックが増えてきたため、年齢を気にせず取り入れやすくなってきたのではないでしょうか。シャンプーやボディーソープなど毎日使う商品でもオーガニックを取り入れられるでしょう。また、スキンケア商品やオーガニックコスメに関しても、さまざまな種類の商品が出てきました。自分に合う商品の見極めが必要となりますが、比較的気軽にオーガニック商品を使えます。このようにオーガニックは、年齢や世代に左右されることなく、さまざまな場面で取り入れることが可能なのです。

4. まとめ